KOBECCO(月刊神戸っ子)2026年6月号
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現状を目の当たりにされたそうで、バングラデシュでは日常的な賄賂などで政治や行政に不信感がありそれが医療や社会の悪化を招いているというお話がありました。また、医療を担う人材が先進国へ流れていき、国内では人材不足といったいびつな構造も、現地でないとわからないでしょうね。一方、モンゴルでは広く浅い保健レベルでも─海外の保健医療政策については、どんなお話がありましたか。安本 英国では国立医療技術評価機構でリサーチフェローとして活動された経験から、治療より予防の方がはるかに費用対効果が高いということを学ばれたそうです。発展途上国については、WHOの任務などで効率よく保健指標を高められているそうです。タイやブータンでは急速に少子高齢化が進んでいるとのことで、少子化対策が効果的ではないことを実感されたと話されました。海外、特に発展途上国の医療や福祉の状況を知ることができ、とても興味深かったですね。─日本の医療についてはどの講演では、「宝塚市における医療・介護福祉行政の展望」を演題に講演。急激な少子高齢化により医療費などの社会保障費が右肩上がりの社会状況の中で、高齢化社会の経済的持続性のための有効戦略について提言をおこなった森市長制度や文化が医療と深く結びついていることを肌感覚で感じ、人口密度が低くても合理的に医療提供体制が構築できることや、医療的介入を最小限に抑えつつ効率的・効果的な医療提供ができることを学んだと述べられた82

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