たら約10年ぶりになっていました」脚本は、綾瀬はるかを主演に想定した〝当て書き〟で書き進めていったという。《舞台は近未来…。自ら設計した一軒家で暮らす建築士、甲本音々(綾瀬はるか)と、工務店の二代目社長、健介(大悟)夫婦のもとに一通の報せが届く。「事件や事故で家族を亡くした遺族に対し、最新型ヒューマノイドを無償でレンタルします」という案内だった。音々と健介の一人息子、翔(桒木里夢)は、2年前、7歳で亡くなっていた…》木の建物と中庭の自然とが一体となった家。全面に採り入れられたガラスから日中は太陽の光が降り注ぎ、夜は月明りが降りてくる…。「木とガラスの融合。自然と日常生活との融合。中庭、渡り廊下があって、これらの融合が叶えられた家…。関東一体をロケハン(ロケ場所を探すロケーション・ハンティング)して探し、ようやく希望通りの家が鎌倉に見つかりました」是枝監督のロケハンへのこだわりは、それだけではない。さらに譲れなかった条件があった。「30代の女性建築士が自ら設計し、建築家の夫が建てた家…でなければならない」つまり、今作の主人公、音々(綾瀬)がこの30代の女性建築士。その夫である工務店を経営する健介(大吾)の手で建てた家…が映画の舞台として登場しているのだ。「最後は5軒ぐらいまで絞って、自分の目で確認して決めました。この家で暮らす夫婦は是枝監督は新作の着想からシナハン、ロケハンの背景について丁寧に明かしてくれた22
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