KOBECCO(月刊神戸っ子)2026年6月号
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連鎖的作品が描けてしまったのです。最初の数点はなんとなく最初の絵の原形を残していますが、そのうち、インスピレーションがどんどん飛躍してしまって、とんでもない地点へ向かっていきます。だけど僕の中では、全作品が連鎖しています。具体的に描かれた絵の連鎖は客観的にわかりますが、そのうち、具体的な関係は、次々と形而上的領域へのです。今回展示される最初の一作品目は、横尾忠則現代美術館所蔵の『記憶の鎮魂歌』という作品です。この作品は、僕の郷里の西脇市を流れる加古川と杉原川が合流した地点に架かっている鉄橋を背景に、数人の同級生のグループ写真を素材に絵画化した作品です。この絵を連歌の最初の1枚として、2枚目以後、約60点のりわれわれは、変化していく中で時間体験をしているのです。多くの絵は空間体験を要求しますが、僕の今回の絵は「連歌=連画」ですので、知らず知らずに、絵を時間として眺めているのです。映画やアニメのような動画ではないですが、見る人の中では動いているのです。これはやはり現物の絵を見て、無意識の間に時間を体験していただきたい《クラインの壺》2023年《赤い恋》2024年18

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