は、京都側から宇治橋を西に向けて架け、平等院阿弥陀堂「極楽浄土」へと人々をいざなっているが、柳橋水車図では右下から左上へと逆方向に描かれている。伝統的な図様や概念を打ち破る表現を等伯がその力量をもって描いた作品の一つといえる。穏やかな弧を描く橋、蛇籠や波文、柳の葉に見られる同一図形や同一単位を連続・反復させる造形感覚と描写は、様々な漆工や染織など工芸品の図案としても用いられてきた。定型化した図様の成立過程や周辺状況をはじめ、柳橋水車図には解明されていない部分がいまだ多い。その成立と展開、また、既存の権威・狩野派に立ち向かったといわれる長谷川派の展開と等伯の画業を考察するうえでも、香雪本に期待が寄せられている。六曲一双「柳橋水車図屏風」16~17世紀 桃山時代 香雪美術館波文、柳の葉、蛇籠、水車などの文様は工芸品の図案として見ることができる中之島香雪美術館大阪市北区中之島3-2-4中之島フェスティバル・ウエスト4階℡06-6210-3766香雪美術館(御影)は改装工事に伴い長期休館中※「柳橋水車図屏風」は、特別展「インコ イズ カミング!香雪美術館コレクション×川上和歌子~ピコ&ピータといっしょに古美術鑑賞~」後期(8月1日~30日)で展示予定15
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