の結果、ごくわずかですが乳がんの方もおられます。先ほど述べた遺伝性乳癌卵巣癌症候群は、1/2の確率で性別に関係なく遺伝するため、男性でも血縁に乳がんが多い方は少し意識されておいたら良いと思います。遺伝性乳癌卵巣癌症候群の場合、男性は乳がんだけでなく、前立腺がんのリスクも高まります。男性の乳がんは多くありませんが、「自分も少し気を付けておこう」という意識を持つことが大事だと思います。―乳がんの予防法はありますか。飲酒や喫煙など、がんのリスクになることを避けるということはありますが、これをやれば乳がんになりにくいという予防法はありません。普段から早期発見を意識して、早期治療につなげることが最も大切なことです。三木先生にしつもんQ.三木先生はなぜ医学の道を志されたのですか。A.小さいころ通っていた小児科の先生を見ていて、「人の役に立てるお医者さんっていいな」と思うようになり、小学生のころにはお医者さんになろうと決め、そのまま医学の道へ進みました。Q.患者さんに接するにあたって心掛けておられることは?A.乳房に対して思っておられることは患者さん一人ひとりで違います。患者さんの立場に立って考え、時には一緒に悩み、できるだけ患者さんの希望に沿える治療法を提案し、納得して治療を進めていけるように心掛けています。Q.学生さんや後進の先生方に接するにあたって心掛けておられることは?A.若い先生方とはジェネレーションギャップを感じています(笑)。ですが、自分が若い医師だったころとは働き方などもずいぶん変わってきていますので、今の若い先生たちの価値観を否定しないようにしています。まずは自分自身が楽しく仕事をして、何でも気軽に相談してもらえる先輩になれるように心掛けています。Q.ご自身の健康法やリフレッシュ法があれば教えてください。A.睡眠不足になるとしんどいので、夜更かしはせずに早く寝て、睡眠を十分に取るようにしています。リフレッシュ法は、いろいろなスーパー銭湯へ行ってゆったり過ごすことです。Q.乳腺外科を選ばれた理由は?A.学生時代に実際に各科を実習してみて、私は手術が好きだったので外科に進もうと決めました。その中でも乳腺外科はほとんどの患者さんが女性ですから、女性医師が活躍できる領域だと知り、研修医になるときには乳腺外科医になると決めていました。87
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