KOBECCO(月刊神戸っ子)2026年5月号
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の古文が音として元速記者の頭のなかを脈絡なく駆け巡る。 なぜ速記者なのかと聞くと、「意味よりも言葉を音としてとらえるのが速記者の仕事。死者の声に耳を傾ける役にふさわしい」と髙村さんは言う。これまで数多のミステリー=警察小説のなかで司法の世界を描き続けてきた作家ならではの幅広い知識が、純文学の世界観のなかでも生かされている21

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