をしない努力です~」「がむしゃらにやることは欲望に対する執着を増大させ、苦の原因になる」僕がいろんなことができたのは、僕に関わった運命に従ったためではないかと思います。運命がすべて僕の好みの運命にコントロールしてくれました。もし自分が運命をコントロールするなら、大変な努力を必要としたと思います。そしてその結果が喜ばしいものになったかどうかは疑問です。エラクなることをむしろ捨てた方が、結果、気がつけばエラクなっているのかもしれません。とにかく欲望に対する執着が人生を狂わすような気がします。美術家 横尾 忠則1936年兵庫県生まれ。ニューヨーク近代美術館、パリのカルティエ財団現代美術館など世界各国で個展を開催。旭日小綬章、朝日賞、高松宮殿下記念世界文化賞、東京都名誉都民顕彰、日本芸術院会員。著書に小説『ぶるうらんど』(泉鏡花文学賞)、『言葉を離れる』(講談社エッセイ賞)、小説『原郷の森』ほか多数。2023年文化功労者に選ばれる。横尾忠則現代美術館横尾忠則現代美術館では『大横尾辞苑』展、開催中!(5/6まで)5/23より『連画の河』展を開催します!《メランコリー II》2003年 横尾忠則現代美術館蔵19
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