試食選考会では、オリバーソースとのコラボ性が特に重視され、たこ焼きやコロッケなど〝ソースを連想しやすい〞豚饅に高い点数がつけられた。2班の「神戸洋食コロッケ豚まん」は神戸の洋食文化を象徴するコロッケらしさと老祥記の豚饅としての存在感を両立させた点を高評価。ソースとの相性が抜群だった4班のガパオをはじめ、1班の黒胡椒や7班の台湾風は味の完成度は高かったものの、「なぜその商品を販売するのか」というストーリーがやや弱く、惜しくも優秀作品には届かなかった。また、もし選出枠が2つであれば、味変として3班の「洋風香菜まん」や5班の「ハニレモまん」も候補になり得るとの声も。特に「ハニレモまん」は甘い豚饅という新しい領域を切り開き、最もクリエイティブと評価された。最終的には、企業コラボの意義が明確で、写真映えや「誰かに伝えたくなる」ユニークさなど、総合的に評価が高かった6班の「たこやきまん」が選出。選考結果を受けて神戸国際調理製菓専門学校の川端先生は、「ソースに合うものから考えると発想が狭くなる。まずストーリーを描き、それに沿って食材やレシピを考えるプロセスを大切にする」ストーリーの重要性を意識させる授業を行ったと報告。神戸の食文化や歴史、企業背景を調べながら商品を開発する体験が、学生たちにとって大きな学びとなったと伝えられた。 選ばれなかった班も決して劣っていたわけではない。結果発表の場で審査員からは「社会に出ると厳しい競争の中で思い通りにいかない場面が必ずある。〝悔しさ〞を成長の原動力として次の挑戦を続けていってほしい」と学生たちに温かいエールが送られた。今後は6班の豚饅レシピをベースに味や調理方法を調整し、ネーミング設定や販売活動の準備を進め、6月に販売を予定している。選考会では…どの豚饅を選ぶか、審査は白熱!各班の豚饅を試食後、別室へ移動して審議選考甘い豚饅には珈琲も合う!という新しい発見オリバーソースから6班へ、副賞の食事券が贈られた次回は6月号でイベント詳細をご紹介。 63
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