KOBECCO(月刊神戸っ子)2026年4月号
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点がある。そのオフィスの正面玄関は全面ガラス張り。太陽の自然光が降り注ぐ、明るい平屋建てのフロアに、机が整然と並べられ、机の上にはパソコンや研究中のロボットハンドなどの機器が並び、研究スタッフが、それぞれの研究開発を行っていた。「実はここは、元々は三輪そうめんの手延べ体験ができる施設だったんですよ」ロボティクスの最新テクノロジーの研究が、かつて、奈良伝統のそうめんの手延べ体験施設だった…。対照的ではあるが、ともに後世へと引き継ぐ必要のある技術の伝承といえる。その時代に応じた技術の〝時空を超えた伝承〟。そこで取り組まれている光景は、歴史の保護と最先端科学技術の研究開発に力を入れてきた奈良らしく、奈良ならではの時代の変遷を感じさせる空間のように思えた。ロボットハンドの進化も目覚ましい22

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