KOBECCO(月刊神戸っ子)2026年3月号
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足元の人たちにも目配りを愛の手運動は親に育てられない子どもたちに、里親・養親を求める運動です。募金箱の設置にご協力いただける方は協会にご連絡ください。公益社団法人 家庭養護促進協会 神戸事務所神戸市中央区橘通3-4-1 神戸市総合福祉センター2FTEL.078-341-5046 https://ainote-kobe.orgE-MAIL:ainote@kjd.biglobe.ne.jpこの3月で東日本大震災から15年になります。当時、この震災で1500人ほどの子どもたちが親を亡くしました。その中のほとんどの子どもたちは親族に身を寄せていると言われています。当時、私たちの事務所に「東北で被災した遺児や孤児をわが家に受け入れたい」という問い合わせが少なからずありました。その時、私たちは「多くの被災した子どもたちは親戚に身を寄せているので、東北から離れた遠方の人に預かっていただく子どもは少ないこと、私たちの住んでいる地域にも、虐待やさまざまな理由で親と暮らせない子どもたちが日常たくさんいて、その子どもたちは里親家庭や児童養護施設で暮らしていること、そんな身近にいる子どもたちにも目を向けて、力になって欲しい」とお話しました。震災がきっかけで里親という制度を初めて知った人たちもいました。また、実際に震災を機に里親になり、子どもを家庭に迎え、交流を始めた人たちもいました。ところで、新聞などで、「生活に困っている高齢のおばあさんが生活費をひったくられて、その日の食べるものにも困っている」というような記事が掲載されたりすると、そのおばあさんの元に全国から寄付や食べもの、日用品などの生活の足しになるものがたくさん送られてくることがあります。たまたまそのニュースを知った見ず知らずの多くの人たちから善意の手が差し伸べられるのです。しかし、同じように生活に困って助けを必要としている人たちは、マスコミで報道されなくても私たちの住んでいる身近な地域にもたくさんおられます。その人たちの存在を知らなかったり、気がつかなかったり、意識に上らなかったりして見過ごされているのでしょう。たまたま報道などで知って初めて気がつくこともあります。遠くの見ず知らずの人たちへの支援も必要ですが、自分達の近くの足元の人たちにも目を向け、関心を持ち、できる支援をしていくにはどうしたらいいのでしょうか。市役所、区役所、社会福祉協議会、共同募金会、ボランティアセンター等々、に足を運んだり、ネットで検索してみるのも一つの方法かも知れません。公益社団法人家庭養護促進協会事務局長橋本 明徒然なるままにVol.276

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