KOBECCO(月刊神戸っ子)2026年3月号
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❶❷❸❶「太子堂」は県下最古の木造建築物と言われ、国宝に指定されている。檜皮葺き屋根(ひわだぶきやね)に宝珠(ほうじゅ)を持つ優美な外観❷屋根の上には仏教のシンボルマーク宝珠が据えられている❸四角錐に反りを持たせた檜皮葺きの屋根 聖徳太子創建とされる古刹で、地元では親しみを込めて「刀田のお太子さん」と呼ばれる。かつて聖徳太子が、播磨の地に身を隠していた高句麗出身の僧の恵便の教えを受け、16歳で寺を建立したのが始まり。恵便に学んだ聖徳太子は、蘇我氏が廃仏派を押しのけたことで、大阪に四天王寺を建立。播磨にも釈迦三尊と四天王をお祀りする「刀田山四天王寺聖霊院」を建てたと言われている。1112年(天永3年)に鳥羽天皇から勅額を受け、以後「鶴林寺」と寺号を改めたとされる。 境内には国宝の「本堂」「太子堂」をはじめ、重要文化財の「常行堂」「鐘楼」「行者堂」「護摩堂」など、「播磨の法隆寺」と称されるほど、貴重な文化財が数多く所蔵されている。 最も古いお堂は国宝に指定される「太子堂」で、兵庫県で最古の木造建築物と言われる。聖霊院の後身として太子堂とよばれているが、当初は法華堂として建立、西方にある「常行堂」と対をなす。両堂は延暦寺西塔にある天台式の伽藍と同じ様刀田山鶴林寺とたさんかくりんじ文化財の宝庫としても知られる聖徳太子ゆかりの寺「刀田のお太子さん」えべんしょうりょういんとた太子堂(国宝)40

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