◆辻口博啓氏(LE CHOCOLAT DE H)世界的なショコラティエで、ショコラ専門店「LE CHOCOLAT DE H」オーナーの辻口博啓氏は、「私の20代の頃、神戸はパティシエの発祥の地、あるいは聖地のような存在でした。異国文化の流入によって日本の食文化が更新されてきた、その象徴のひとつがこの街だと思っています」とコメント。サブレ、フィナンシェ、キャラメルといった、日本に洋菓子文化が根付いていった時代を象徴する要素をモチーフに、神戸という街そのものが担ってきた文化的役割を新ブランドのお菓子で表現。辻口博啓氏と世界的品評会受賞の様子◆小山進氏(エスコヤマ)小山氏が19歳から修行を積んだ神戸北野坂の「スイス菓子ハイジ」。同店の故・前田昌宏社長の「美味しさや楽しさを生み出すism」 が今のエスコヤマの礎となっているそう。今回の菓子はすべて「天国の前田社長に“できました”と報告するような気持ち」で作られたもの。「当時のレシピを、今の技術で再構築する。それは、自分自身の原点へのオマージュでもある。懐かしさと新しさが同居する、“時代を超えて続くお菓子”を、ここからまた生み出していきたい」とコメント。小山進氏と大ヒット商品「小山ロール」◆アンテノール㈱エーデルワイスは、故・比屋根毅氏が創業し、日本の洋菓子文化の礎を築いてきた企業。アンテノールは、その理念と技術の系譜を受け継ぐブランドとして1978年、神戸北野の地に誕生した。比屋根氏が北野を選んだ理由は、この街が「西洋文化と日本文化が交わり、新しい価値を生む場所」だと確信していたから。今回の新ブランドでは比屋根氏の「日本一の洋菓子をつくりたい」 という想いのもと、当時の思想と職人技術を現代に蘇らせるアプローチで焼き菓子を開発。当時のアンテノール1号店と比屋根毅氏34
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