KOBECCO(月刊神戸っ子)2026年3月号
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ど、和菓子職人が代々守り続けてきました。もちろん、時代に合わせた創意工夫も必要です。私自身も新しい和菓子を創作しますが、決まりごとは守らなくてはいけません。和菓子の基本は、一年に五回訪れる季節の変わり目和菓子は季節の移ろいを表現します。その基本が暦こよみの中の「五節句」です。古来中国で人を占った日といわれる1月7日「人日の節句」、ここから次第に春らしくなって3月3日「桃の節句」、男の子の成長を祝う5月5日「端午の節句」、織物の神様のお祭り「乞きっこうでん巧奠」に由来する7月7日「七夕の節句」、ここから季節が秋に変わり始め9月9日「重陽の節句」がきます。陰暦ですので、少し今の季節とはズレているかもしれませんが、それぞれに季節の変わり目です。四季のある日本で※1水分量30%以上を含むお菓子の総称※2「煉切」と「こなし」は見た目では見分けが付きにくいが、一部材料と製造工程に違いがある5月 吹喜草(ふくきぐさ)4月 花衣6月 紫陽花1月 灯(あかり)2月 うぐいす3月 御所の庭28

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