KOBECCO(月刊神戸っ子)2026年3月号
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どうでもよく、出来上がったものが面白ければいいということになってくると思いますが、すでにAI作品は世界中を駆け巡っているのかもしれません。フェイクを比較的平気で受け入れる中国でのAIの使用人口は80%だといいます。アメリカが60%、日本はたった20%です。ですが、ここ1、2年で世界中はAI抜きでは生活できない時代になると思います。AIを否定するしないにかかわらず、すでにわれわれは、AIと共存した生活を始めているのかもしれません。AIに仕事を奪われたテレビ関係の音楽家や、企業に関わるデザイナーやイラストレーターは、現在、「必要がなくなった」「AIで作ります」と言われるといいます。失業したクリエイターがどんどん増えているといいます。映画の素人が映画を作って、評判になっているとも聞きます。とにかく、クリエイターにとって危機の時代になってしまいました。美術家 横尾 忠則1936年兵庫県生まれ。ニューヨーク近代美術館、パリのカルティエ財団現代美術館など世界各国で個展を開催。旭日小綬章、朝日賞、高松宮殿下記念世界文化賞、東京都名誉都民顕彰、日本芸術院会員。著書に小説『ぶるうらんど』(泉鏡花文学賞)、『言葉を離れる』(講談社エッセイ賞)、小説『原郷の森』ほか多数。2023年文化功労者に選ばれる。田島氏によるAI動画作品よりゴジラが東京駅を襲う映像のワンシーン横尾忠則現代美術館横尾忠則現代美術館では『大横尾辞苑 これであなたもヨコオ博士!?』開催中!19

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