KOBECCO(月刊神戸っ子)2026年2月号
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子のバリアントを有することが分かってきましたが、現時点では患者さんを治癒に導く治療は存在しません。できるだけ早期に発見し、予後が改善されることが知られている腎臓を保護する治療を積極的に行っています。―もうひとつの、生まれつきではない腎臓の病気とは?腎臓が途中でうまく機能できなくなる病気です。腎臓から本来は漏れ出してはいけない蛋白が大量に漏れてしまうネフローゼ症候群があり、どの年齢でも発症しますが2歳から6歳前後が多く、主に体が急にむくむという症状が出ます。初期治療としてステロイドという薬を使うと、患者さんの8割から9割程度で一旦は尿蛋白が消えます。しかしその後、3分の2程度の割合で何回も再発してしまうという問題があり、免疫抑制剤や生物学的製剤で再発を抑える治療を並行して行う患者さんもおられます。同じく尿に蛋白が出る病気には急性腎炎もありますが、これは99

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