KOBECCO(月刊神戸っ子)2026年2月号
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一般の診療科や小児外科の先生方と協力し、赤ちゃんや子どものあらゆる病気に対応する小児科。今回は、堀之内智子先生に、ご専門の腎臓の病気、また最近は小児にも多い炎症性腸疾患についてお話を伺いました。―小児科での診療対象の患者さんは?初診の患者さんであれば、中学生までというのが目安ですが、継続診療でもう少し年長の患者さんもおられます。学校との連携が必要な場合などは中学卒業後も引き続き小児科で診療したり、成人の診療科と併診をしたりすることもあります。―小児のすべての臓器のあらゆる病気に関する内科ということですか。基本的には小児のすべての臓器を対象にした内科です。ただし、神大病院小児科には小児循環器専門医がいませんので、県立こども病院をはじめ専門施設にお願いしています。小児がんの手術については小児外科の先生をはじめ、整形外科や脳神経外科、消化器外科など成人の診療科の先生方に担っていただき、術前、術後の治療を小児科が担っていることが多いです。―腎臓に関して、小児にはどんな病気が多いのですか。大きく分けると2つあります。ひとつが生まれつきの病気で、腎臓の形や機能に異常が出るものや遺伝性腎炎などがあります。例えば腎臓のサイズが小さくて自ずと機能も不十分という場合や、サイズは普通でも中の「ネフロン」という機能する部分の数が少ないという場合です。また、腎臓が片方しかないというケース等もあります。それに加え、腎臓から膀胱、尿道へつながる部分の異常もあります。腎臓の形には異常がなくても内部に構造異常がある遺伝性疾患もあり、代表的なものにAlport症候群という病気があります。最近の研究では100人に1人の割合で原因になりうる遺伝神大病院の魅力はココだ!Vol.51神戸大学医学部附属病院小児科堀之内 智子先生に聞きました。98

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