KOBECCO(月刊神戸っ子)2026年2月号
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後は在宅医療で使用できる皮下注射も登場するかもしれないとのことでした。─予防についてのお話もありましたか。栁澤 WHO(世界保健機関)が作成した認知症予防のためのガイドラインを提示して、知的活動への取り組みや社会活動などへの参加も重要と解説され、「認知機能の低下を遅らせるには、いまできることに一生懸命取り組むことが大切です」とおっしゃっていました。─第二部はどんな内容でしたか。栁澤 「自分らしく生きたい!~認知症とともに暮らすイメージを持ち、備えよう~」と題し、西宮市高齢者あんしん窓口高須認知症つながり推進員の齋藤環さんに講演していただきました。今回は行政が発行している冊子『認知サポートべんり帳』『兵庫県版認知症チェックシート』『その物忘れ、本当に年のせい?』の3冊を会場のみなさまにご覧いただきながら、今日からできる備えと、認知症になってからのことについてお話しいただきました。なお、これらの資料は行政窓口で配付しているほか、西宮市ホームページからもダウンロードできます。ちなみに『認知サポートべんり帳』は西宮市独自の情報冊子で、神戸市では『認知症ケアパス』が発行されています。─今日からできる備えについてはどんなお話でしたか。栁澤 認知症についての正しい知識を持ち、症状から「認知症かもしれない」という気づきを得て、予防に取り組むことが大切とのことでした。予防のポイントは「うえきいちだ」だそうです。─それはどういう意味ですか。栁澤 「う」は運動管理、「え」は栄養バランスとお口の健康、「き」は休憩・リラックス・睡眠、「い」は生きがい・趣味・社会交流、「ち」は知識と正しい理解、「だ」はダメージを減らすことです。『兵庫県版認知症チェックシート』に載っていますので、ぜひご覧ください。─認知症になってからの生活へのアドバイスはありましたか。栁澤 認知症である自分を受け入れつつ、それまでの生活をできるだけ長く続けることが大切で、それを家族など周囲の方も理解、気づかい、見守り、助け合いで支えてくださいとのことでした。また、認知症を正しく理解し、人と交流し、地域の人たちの助け合いがあれば、認知症になっても自分らしく生きることができると力説されていました。誰もが認知症になる可能性がありますので、読者のみなさまにも自分事として考えていただきたいですね。─2026年もフォーラムを開催しますか。栁澤 もちろん開催する予定です。日程やテーマが決まり次第、西宮市医師会ホームページなどでご案内しますので、ぜひご来場ください。97

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