現在放送中のNHK朝の連続テレビ小説「ばけばけ」のヒロインの夫、小泉八雲ことラフカディオ・ハーン(1850~1904)と兵庫県の浅からぬ縁について、兵庫・神戸のヒストリアンこと田辺眞人先生に解説していただいた。 ハーンはアイルランド系イギリス人の軍医の父とギリシャ人の母の間に、ギリシャで誕生。両親が離婚し父が再婚という複雑な状況の中、結局は大叔母に育てられた。1869年に独り立ちして大西洋を渡り渡米、新で、相通じるものがあったのでしょう。服部がハーンに日本への関心を抱かせたのだと思います」と田辺先生。 1890年に来日したハーンは文部官僚服部の推薦で、松江中学校の英語教師となり、翌年に小泉セツと結婚した。1891年に熊本の第五高等学校の教師になるが、田辺先生によるとその時の校長は神戸、御影出身の嘉納治五郎で、それがきっかけに柔道にも興味ラフカディオ・ハーンと兵庫県ひょうご神戸まちかど学だより兵庫県芸術文化協会聞記者となり、1876年からニューオーリンズで活躍した。1884年にここで万博が開催されたが、その際に後に兵庫県知事となる服部一三と出会う。 服部は長州の出で伊藤博文の薫陶を受け、長崎で外国語を学んだ後に1869年からアメリカに官費留学している。その後帰国し官僚となりニューオーリンズ万博に派遣された。「ハーンと服部は1歳違いでともに多文化的な背景を持ち、渡米した年も同じ1869年かつてハーンが住んだ場所、兵庫県中央労働センター玄関前の記念碑と田辺先生兵庫県中央労働センターロビーの「小泉八雲コーナー」兵庫県中央労働センター内のひょうご労働図書館にも「小泉八雲コーナー」が92
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