KOBECCO(月刊神戸っ子)2026年2月号
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り、それらに関わった建築家の水谷頴介氏について調べたりしていました。ふだんから新聞のコラムなどに神戸愛を書いているうちに、久元喜造神戸市長にインタビューする機会も頂きました。神戸市は、私が今まで関わってきたまちの中でもさいたま市大宮とよく似た状況であることを理解し、それぞれの課題や解決策について両市の職員や住民の皆さんと訪問し合い話し合うなど交流する場をつくったりしました。そんな時に、ポートアイランド・リボーンプロジェクトのお話を聞き、神戸市に対して私の考えを提案させていただき将来像の調査から関わらせて頂くことになりました。どんなまちづくりをイメージした内容だったのですか。現代のまちづくりは、広場や緑道など公共空間、道路、河川や港などの公有地の経済を賑わい創出などでまず活性化し、周辺の民有地の経済を活性化するという考え方になってきています。この考え方は10年ほど前から各地で採用され、関西では大阪市の難波や天王寺、梅田界隈、神戸市の三宮駅周辺などにも取り入れられています。ポートアイランドにおいてこの考え方をどう取り入れるかについて、基本的にはポートライナーが通っている中央都市軸沿いの公有地を活性化し、島全体の活性化につなげようというものです。ポートライナーの混雑を避けて神戸大橋を歩いて渡って出勤する人たちの様子は、イーストリバーの大きな橋を渡るニューヨーク・ブルックリンの朝の風景を見ているようです。ブルックリンは、川沿いの倉庫街を住宅にしたり、空き倉庫を改修してクリエイティブ産業に携わる人たちのオフィスに変えたりして、トレンドを発信するおしゃれなまちに生まれ変わりました。ポートアイランドでも、そこにあるものをうまく生かしながら環境全体を考えていくことで、可能性が広がるのではないでしょうか?という提案をしたところ、久元市長から「違和感ないのでそのまま進めましょう」と共感を頂きました。仕事がしやすく、環境もすばらしいその後、プロジェクトをどのように進めてこられたのですか。再開発が進む三ノ宮駅へも好アクセス※パースはイメージであり、今後の設計及び関係機関との協議により変更となる場合があります74

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