KOBECCO(月刊神戸っ子)2026年2月号
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―ご自身も仕事復帰に悩みを抱えるママだったそうですね。私は大学卒業後、百貨店で10年間、やりがいを感じながらマネジメントの仕事をしていました。出産・育児を挟んで復帰後は子育てをしながらマネジメント職に就くのは難しく、慣れない販売の仕事で職場に戻ることになりました。「積み重ねてきたキャリアは何だったんだろう?」と虚しい気持ちになっていたとき、同じような思いをSNSで発信をしている女性がたくさんいることを知りました。そんな女性たちが自立できる就労支援をしたいと考えるようになり、仕事を続けながら勉強をしてファッションに関するオンラインスクールを2017年に立ち上げました。―そこから女性の就労支援スクールにつながったのですね。当時のアメーバブログとフェイスブックで受講生募集をしたところ全国から多数応募がありました。次第に「SNSで何かを始めたい」という起業に関する相談を受けるようになり、根拠を持ってアドバイスをしたいと思ったのがきっかけで国家資格のキャリアコンサルタントを取得しました。勉強をするうちに、仕事と子育ての両立の方法は企業に勤め続けるだけでなくて、自分で選ぶべきだと気付きました。ところが、手に職をつけて仕事につなげるところまでサポートする場所がないのが現状。「それなら自分でつくろう!」と2017年に14年間勤めた百貨店を退職し、2019年にママクリエイターラボを設立しました。―なぜ、神戸で起業を?私は神戸で生まれ育ち、このまちが大好きです。起業するなら神戸でと思っていましたので、神戸市の起業相談窓口や商工会議所などに相談をしてたくさんのアドバイスやサポートを頂きました。多くの地元企業のお力添えもいただき、今に至っています。本当にありがたいことだと思っています。―どういった事業内容ですか。自分らしい方法で子育てと仕事の充実を図る在宅ママを対象にしたオンラインでのクリエイタースクールです。画像や動画編集、ウェブデザイン、デジタルコンテンツ作成など、WEBスキルの習得を目的とし、午前9時半から正午までZOOMで受講生が顔を合わせて学び、さらにメタバースのバーチャルオフィスで受講生同士が質問をし合ったり、課題を見せ合ったりする時間を設けています。都合がつかない場合は自由な時間に一人での受講も可能です。―卒業後はフリーで仕事をすることになるのですか。制作に関わるディレクションについての事業主との話し合いや見積書の作成やなど、慣れるまでは難しい業務がたくさんあります。そこで、卒業後はコミュニティーにママクリエイターとして参加し、弊社が事業主から受託69

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