屋敷内には約20もの部屋や日本庭園を望む縁側、隣接して大きな蔵もあり、昭和の時代、播州織が西脇に好況をもたらし、この地で豊かな時間を過ごしただろうとイメージが出来る。「単に建物を残すだけではなく、イベントなどの動きを進めて新しい価値を発見し、現代を生きる人たちと協働し続けることが未来へ伝えることにつながると思う」。日本の文化に誇りを持つ、きっかけになれば嬉しいと語る玉木さん。今後はレンタルスペースなど、実験的な稼働で最適な使用方法を模索していくらしい。2026年は会社設立20周年。「やりたいことをコツコツと積み上げ、一から十までピースが揃った。これからは横に1本の串を通したい」と玉木さん。まず人のつながりを通すため、各部署で頑張っている皆が一緒の時間を過ごし、語り合える場と時間を作って、自発的に面白いモノづくりができる環境を整備したいそう。柔軟な勤務体制はもちろん、例えば、子育て中のスタッフのた長く閉ざされていた歴史的建造物を改装。「子供時代から憧れていた名士の邸宅を見学できる」と地元民にも好評だとか。家と外をつなぐ役割を果たす土間もあり、まさにここが交流の場となることをめざす母屋のふすまを開けるとドーンと大広間が!満月と新月の日に一般来場者向けにオープン。tamaki niime作品の展示販売やトークイベントなどを実施する取材当日は服づくりの過程で出る端材から再生糸を作成し、再び服へ蘇らせた作品も展示会社設立20年の節目36
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