KOBECCO(月刊神戸っ子)2026年1月号
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がありますが、血の塊が付きやすく、血をサラサラにする薬を飲み続けなくてはいけません。したがって、他の病気での手術や転倒などによる出血リスクが高い高齢者には使いづらく、概ね65歳未満の若い方に適用します。生体弁を使うと薬を術後2~3か月間飲むだけですみ、65歳以上の方に使うケースが多いです。年齢はあくまでも目安で、患者さんの意思を確認して相談しながら決定します。―大血管手術とは?心臓から押し出されていく血液の通り道「大動脈」の手術が主です。疾患のひとつが、血管に瘤こぶができる「大動脈瘤」で、横隔膜の上側が胸部大動脈、下側が腹部大動脈、両方にまたがっている場合は胸腹部大動脈と呼ばれ、それぞれに対して主に人工血管置換手術を行います。体力がない患者さんはカテーテル治療を選択し、鼠そけい径部の動脈から、小さく縮めた網状の人工血管をワイヤーに沿って運び、血管内で膨らませま97

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