KOBECCO(月刊神戸っ子)2026年1月号
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に新しい道を切り開いてきた。新たな文化創出を図りたいと、昨秋、『ご縁の会』が開催された。『隧』新プロジェクト辻村史朗氏揮毫の酒発表当日はスーパーストリングスコーベのチェリスト櫃本瑠音さんの独奏で、美しい時の流れを演出し会がスタート。主催者・渡辺真二社長より、湊川隧道貯蔵酒『隧‐ZUI‐』の新プロジェクトが正式に発表された。これは福寿×湊川隧道×神戸文化×早駒という多層的なご縁で挑戦する前代未聞の試みで、無風・無振動・暗闇の条件がそろった湊川隧道の奇跡の環境で、2020年から2026年にわたり、静かに眠り続けた酒が今年、いよいよ目を覚ます。隧道の中で月日を重ねた熟成は、人と人が結ばれるまるで「ご縁」のように、“目に見えない力”によって時間を深め、命を吹き込み、育む姿そのものともいえる。会場では世界でも比類なき作陶家・辻村史朗氏が揮毫した圧巻の“六曲一双”の十二支屏風が披露された。数々の芸術作品を生み出す辻村氏の経歴の中でも、十二支すべてを一度に揮毫したのはこのプロジェクトが初。その貴重な書は、京都「かみ添」の嘉戸 浩氏による唐紙を使用し、「藤田雅装堂」の藤田 幸生氏が仕立て、“六曲一双”の人と文化を結ぶ『ご縁の会』震災から30年となる節目の年に『早駒運輸株式会社』は創立140年を迎えた。世界の玄関口として「神戸=繋ぐ港町」の精神を受け継ぎ、人と人を繋ぐ信頼の浮標として、先人たちが紡いできたご縁を積み重ね、常7070

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