南海トラフ地震を想定した津波対策としては、遠隔地からの開閉操作や自動閉鎖ができる防潮鉄扉・水門を設置しています。これらの事業は、山の中や沿岸部、地中深くなど、市民の皆さんが気付きにくいところで行われ、市民生活を守っています。―豊かな市民生活のためにどういった取り組みが進められていますか。誕生して人生の終焉を迎えるまで、それぞれのライフシーンに合わせ、市民皆さん一人一人の自助、助け合う共助、そこに行政による公助をうまく組み合わせて健やかに日々を送っていただくことは非常に大事です。特にシニア期にはいかに健康寿命を延ばすかが重要です。残念ながら老いは避けられず、例えば認知症神戸モデルは、個人市民税均等割の上乗せで負担をいただきみんなで支え合う制度です。子育て支援については2025年版の「共働き子育てしやすい街ランキング」(日本経済新聞社・日経BP)で3年連続関西1位を頂きました。これは、子育て支援に取り組んでこられた皆さんの努力によるものです。感謝するのと同時に、これからも続けていくことが大事だと思っています。新たな国際都市としての神戸を―神戸空港の国際化は大きな注目を集めましたね。矢田立郎前市長をはじめ、多くの方々が大変な苦労をされ、2006年2月、神戸空港は開港しました。私は矢田前市長からいろいろとお話を聞かせていただきながら引き継ぐことになりました。そして神戸空港を関西全体の発展につなげようと国際化を目指し、第2ターミナルが完成し、2025年4月18日に神戸空港は国際空港になりました。これも非常に困難な課題で、長年にわたる関係者の努力が実った結果です。国際化は神戸の第二の開港といってもいいかもしれません。―2026年から神戸市が取り組むべき最も大きな課題は?神戸は国際港湾があり、1874年には神戸・大阪間阪神・淡路大震災の教訓を生かし整備された大容量送水管35
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