KOBECCO(月刊神戸っ子)2026年1月号
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をやるのだから、モチーフとしていうことはない、決まった!そんなわけで、僕の夫婦像シリーズが始まったのです。ちょうど、園遊会に招待された時、赤坂御苑で、夫婦で撮った写真があったので、その写真を資料にして描くことにしました。1枚描くと、またもう1枚と、夫婦像が反復されていきました。この頃、右手が腱鞘炎で思うように筆が動いてくれないので、時には左手で描いたりしたのですが、筆先が踊ってしまって、思うような絵が描けませんでした。思うように描けないという現実的な条件。つまり身体的なハンディキャップが、今置かれている自分の身体的条件なら、ハンディを逆にこのまま利用しちゃえと一種の居直りで描くことにしました。つまり、老齢の身体性を自然体と認識してしま赤坂御苑 2025年椅子だらけの自画像 2025年17

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