第145回神戸のカクシボタンkakushi button写真/文 岡 力取材を介して貴重な経験をした学生たちデザイン:今井清香公式サイト私が指導する大阪芸術大学短期大学部「先端メディア専攻」では雑誌や動画コンテンツ制作をスマホ一台で完結する実習を行っている。昨年5月、校舎を構える伊丹市との間で文化芸術を基軸とした連携協定を締結。「文化芸術活動の活性化」「地域社会の発展」「次世代人材の育成」というビジョンのもと地域の伝統的な音楽イベント「伊丹オトラク」への参加や地元の酒造メーカーを訪問するなど街全体が活きた学びの場となっている。そんな中、市の中心部に位置し江戸時代の風情が色濃く残る歴史地区「郷町商業会」に協力頂き地域ブランドを立ち上げることになった。その名も「うま☆いたみ」。卒業を控えた学生がこれまでの集大成として町内に点在する「美味い」&「上手い」、そして財布に優しい飲食店を若年層の目線でキリトリ選考した。メールやLINEが当たり前の世代は取材依頼も一苦労。不安そうな顔をしながら先方の手が空く「アイドルタイム」を狙って電話する姿が印象的だった。努力の結晶と言える成果物は学内メディア(雑誌・WEB)で紹介される他、協力店舗や2月に行われる卒業制作展で閲覧することができる。今年は「うま☆いたみ」認定店舗を巡り地産地消する一年にしていきたい。■岡力(おか りき)放送作家・コラムニスト・イラストレーター、ふるさとが神戸市垂水区。関西の大衆文化をテーマとした執筆、番組を企画。日本放送作家協会関西支部事務局長・大阪芸術大学短期大学部客員教授、心斎橋大学・神戸電子専門学校講師。地域ブランド創出プロジェクト『うま☆いたみ』大阪芸術大学短期大学部「先端メディア専攻」の挑戦101
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