KOBECCO(月刊神戸っ子)2025年12月号
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re InformationKOBECCO催しもの情報芦屋市谷崎潤一郎記念館には、1万点をこえる資料が所蔵されている。それらの資料は、さまざまな歴史を背負いながら、同館にやってきた。そうした資料の中から、近年新たな仲間に加わった「新人さん」たちに集まってもらっての「顔見世」。ニュー・フェースたちそれぞれの魅力、その秘められた物語、一筋縄ではいかない個性を、存分にアピールする。芦屋市谷崎潤一郎記念館冬の特設展新人さん、いらっしゃい!~新着資料顔見世~谷崎潤一郎「肉塊」自筆原稿<名古屋在住個人蔵>『肉塊』(大正13年初版本)■会期 12月13日(土)~2026年3月8日(日)まで■会場 芦屋市谷崎潤一郎記念館(芦屋市伊勢町12-15)■時間 10:00~17:00 ※12/13(土)のみ18:30まで開館    (入場は閉館30分前まで)■休館 月曜日(ただし1/12・2/23は開館)、1/13・2/24(火)    年末年始(12/28~1/5)■料金  一般500円、大高生300円、65歳以上250円、 中学生以下無料■交通 阪神「芦屋駅」から南東へ徒歩15分■お問い合わせ TEL.0797-23-5852三代歌川豊国『百人一首絵抄 山部赤人』天保14-弘化4年(1843-47)個人蔵三代歌川豊国『忠臣蔵絵兄弟 十一段目』安政6年(1859)個人蔵江戸時代初期、「浮世」すなわち現世を描く絵画として成立した浮世絵は、江戸と上方で都会美術として発展。歌舞音曲や遊里、下町情緒などを題材に、人々の暮らしぶりを生き生きと描いている。芦屋市立美術博物館寄託の「片岡コレクション」は、大正時代に商社員の片岡長四郎氏が収集した絵師たちの作品が多く、江戸後期から幕末にかけての女性たちが、その風俗とともに写実的に表現されている。片岡コレクションを通じて浮世絵の魅力を再発見し、現代の日本の文化にもつながる、江戸時代の生活や文化の豊かさを知っていただければ幸いである。芦屋市立美術博物館徹底解剖!浮世絵で見る江戸のライフスタイル―国貞・英泉・芳年の描いた「粋な」女たちart■会期 12月6日(土)~2026年2月8日(日)■会場 芦屋市立美術博物館(芦屋市伊勢町12-25)■時間 10:00~17:00(入場は閉館30分前まで)■休館  月曜日(ただし1/12は開館)、1/13(火) 年末年始(12/28~1/5)■料金  一般1,000円、大高生600円、65歳以上500円、 中学生以下無料■交通 阪神「芦屋駅」から南東へ約15分■お問い合わせ TEL.0797-38-5432exhibition90

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