ることがあるか、4;口の渇きが気になるか、5;日常の会話ではっきり発音できないことがあるかの5つのチェック項目(Oral frailty 5-item checklist; OF5)を挙げておられました。このうち2つ以上に該当するとオーラルフレイルが疑われるそうです。早めに気付くことで早めに対策とで、固いものが食べられない、むせる、食べこぼす、口が渇きやすい、滑舌が悪いなどの軽微な衰えがみられるだけでなく、低栄養や筋力低下などの引き金になることもあるので注意が必要ということでした。また、対策として食事の工夫や運動、社会参加など具体的な事例を交えながらお話しいただきました。─オーラルフレイルかどうかは、どのように判断すれば良いのでしょうか。堀松 講演では1;自分の歯が19本以下であるか、2;半年前と比べて固いものが食べにくいかどうか、3;お茶や汁物でむせ第1部では、大阪歯科大学附属病院口腔リハビリテーション科科長の糸田昌隆先生が講演第2部は、大阪歯科大学附属病院口腔リハビリテーション科専任歯科衛生士の今井美季子さんが、オーラルフレイルや嚥下などの実践例や事例を紹介した81
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