「食と農078」を運営するのは起業支援や地域共創事業で多くの実績を持つ「(株)078」。JR西日本不動産開発(株)がモトコー3︲3街区に再整備した建物において、(株)078と自治体が官民連携し、フードイノベーションの創出拠点を目指す。軸となるのはガストロノミー(美食)とテクノロジーを融合させた„ガストロテック"。施設内には、起業家・生産者・料理人などが新事業や新メニューを共同で創作できるフードラボやセミナールーム、イベントスペース、物販スペース、コワーキングスペースなどを整備。5ランクに分かれる有料会員になると、ランクに応じた特典が用意され、最先端の厨房設備など屋内施設の利用、農産物の加工支援(六次化)、食のイベント、教育・ブランディング支援などのサービスを受けることができる。施設のお披露目を兼ねたプレオープンセレモニーにはプロジェクトの関係者や行政からの参加者など、約150名が出席。078の代表取締役社長・西山志保里氏は開会の挨拶として「戦後のカルチャー発信地であり、人情味あふJR神戸駅とJR元町駅をつなぐ高架下の商店街、通称「モトコー」に誕生する「食と農078」。食と農に関わる事業者のインキュベーション施設として、来年2月にグランドオープン予定。開業に向けて着々と準備が進むなか、10月17日に開催されたプレオープンセレモニーにて、施設の概要やビジョン、プロがF1並み!と太鼓判を押す導入予定の設備機器が紹介された。1プレオープンを祝うテープカット。(写真左より)みなと銀行常務執行役員・妻鹿佳郎氏、(株)フジマック地域事業部長・山下義昭氏、神戸市経済観光局局長・瀬合達也氏、神戸北野ホテルオーナー兼総料理長・山口浩氏、(株)078代表取締役社長・西山志保里氏 2「神戸に食と農の新しい産業を創出したい」と長年温めてきたビジョンを語る西山氏Q.どこに出来るの?A.神戸が誇るモトコー元町〜神戸駅間高架下の再整備エリア、モトコー3街区Q.どんな施設なの?A.食と農に特化した連携拠点調理、イベント、セミナー、コワーキング、マルシェ・物販など多機能型複合施設。料理人や生産者、研究者、起業家が集う連携拠点として、技と知が融合した食体験を創出Q.施設で出来ることは?A.美食とテクノロジー融合 フードラボのライブキッチンを活用した新商品や新事業の開発、食品加工、レンタル店舗、テストマーケティングなどを通じて、神戸の活性化と兵庫県の食文化を世界へ発信「食と農078」プレオープンセレモニー開催モトコーから世界へ届け、「KOBEの美食」。食のテックで神戸を、モット盛り上げる! 1276
元のページ ../index.html#76