KOBECCO(月刊神戸っ子)2025年11月号
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コロニアル様式の洋館。1階は迎賓機能、2階は居住空間を主体とし、当時の暮らしぶりを感じ取れる。瓦屋根と化粧煉瓦積の煙突が特徴的。 旧ハッサム住宅(重要文化財)2築された。明治時代に建てられた異人館の特徴が随所に見られる。1階の廊下と各部屋、2階のプライベート空間、裏手の使用人部屋をバーチャルツアーで歩いてみよう。池泉回遊式日本庭園は、山や川から湧き出た水が時には滝を流れ落ち、海へと向かう縮景。流れに沿って散策すると、まちの喧騒を忘れさせてくれる。池のほとりに保存されている重要文化財「船屋形」は約300年前に建造され、姫路藩主が川遊びに使用した遊覧船。屋形部分だけが陸上に揚げられ、現存する川御座船としては国内唯一。神戸市によって1980(昭和55)年、移築された。通常非公開だがバーチャルツアーで絢爛豪華な内部を体感できる。デジタルコンテンツは他にも、縁のある人物が登場してマンガ調にガイドしてくれる「デジタルアニメーション」やアニメキャラクターが名勝、相楽園をガイドする「ARバーチャルガイド」、文化財の位置や基本情報が確認できる「GPS連動デジタルマップ」がある。現地でQRを読み込むと…知られざる秘密を紹介!▼デジタルアニメーション▼360度実写バーチャルツアー43

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