KOBECCO(月刊神戸っ子)2025年11月号
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 当社の創業者は昭和10年に船で世界一周の旅へ出かけ、諸外国の食文化を体験。その「味の感動」を日本のみなさまに伝えたいと調理品を販売させたことが今に繋がります。昭和40年には日本初の業務用デミグラスソースの缶詰を発売。現在は業務用・家庭用向けに様々な洋食メニューを製造販売しています。こだわりは本物の味の再現です。今回も旧オリエンタルホテルの味を復刻させた自慢のカレーや各国のソースを提供します。当社商品を通じて、洋食文化を培った神戸の魅力を伝えていきたいと考えています。 開港以来、海外から香辛料が入荷。それらを使ったウスターソースを作るメーカーも次々と誕生。神戸の洋食を支える独自の食文化として多彩な地ソースが根付いていきました。昭和23年には当社が日本初で「とんかつソース」を開発。その後、「どろソース」をはじめ、様々な調味料を開発し、神戸の洋食店やお好み焼き店、ご家庭で愛用いただいています。今回は神戸のソース文化を楽しんでいただけるよう王道から個性派まで多様なソースを用意。色々比較しながら、お気に入りの味を見つけてもらえれば嬉しいです。 惣菜店「RF1」や「神戸コロッケ」などを展開する当社は、創業者が昭和40年に元町で開業した欧風レストランをルーツとしています。神戸ビーフのステーキやハンバーグが評判でしたが、その後の欧米視察でデリカテッセンと運命的な出会いをし、日本でのデリカテッセン起業を決意した歴史があります。神戸の洋食ではソースをかけることで完結する料理がたくさん存在します。今回のイベントでは主役のソースを引き立てる優しい味のフライをご用意。どのソースとも相性抜群、添えのキャベツも含め、ソース洋食をお楽しみください。出店3社にイベントへの想いを伺いました。エム・シーシー食品(株)オリバーソース(株)(株)ロック・フィールド素材とホテル由来の丁寧な製法にこだわった「100シリーズ」イベントでは最高級の3年物熟成ソース「CLIMAX」も登場する昭和40年開業の欧風料理店「レストランフック」が歴史の始まり34

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