神戸ビーフのプロフェッショナル カワムラがお届けする神戸ビーフ講座⑱神戸のお肉屋さん事始め 神戸での牛肉販売は神戸開港直後の明治元年、イギリス人のキルビーが海岸通の倉庫で牛をお肉にし、主に外国人相手に商っていたのが最初のようです。 一方、開港以前から兵庫湊に来舶する外国船の依頼で牛を納入していた岸田伊之助は、船で残った牛肉を港湾労働者たちに売っていましたが、日本人にも牛肉が親しまれるようになるとそのノウハウを生かし、明治4年、元町一丁目にお肉屋さんを創業します。明治20年には元町七丁目に移転、バルコニーを持つ洋風二階建てのモダンな店構えとなりました。 現在、そのお店は神戸ビーフの老舗として名を馳せていますが、前述の建物も愛知県の明治村に保存され、飛騨牛の牛鍋店として活用されています。ビフテキのカワムラ神戸本店 昭和47年に創業したカワムラがその3年後に移転・拡張しオープンしたのがこの神戸本店。それから半世紀近い星霜を重ねたいま、煉瓦に老舗の風格が滲む。昔なじみの地元の常連客が多く、親子三代にわたり愛顧するお馴染みさんも。個室2室、半個室1室を備え、大切な日の会食の利用も多いとか。一方でテーブル席やカウンターはアットホームな雰囲気に包まれ、カジュアルに利用できる。 神戸本店で味わえるのは、自慢の鉄板焼ステーキだけではない。定評のあるカワムラ厳選の神戸ビーフをすき焼きやしゃぶしゃぶで賞味できるのはここだけ。お肉の地方発送も承っている。 第二神明大蔵谷ICからほど近く、交通も至便。カワムラの真髄が息づく〝総本山〟は、一度は行くべき価値がある。ビフテキのカワムラで〝本物〟の神戸ビーフを心ゆくまで神戸ビーフ動画はこちらから7070
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