KOBECCO(月刊神戸っ子)2025年10月号
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太山寺は秋にはモミジやカエデが美しく紅葉し、神戸市内でも屈指の紅葉の名所に。例年の見頃時期は11月上旬~12月上旬寺から徒歩5分ほどで到着する、伊川左岸の岩肌に彫られる磨崖仏の不動明王も一見の価値あり。鎌倉期の兵庫県最古の磨崖仏で像高は175㎝磨崖仏紅 葉太山寺神戸市西区伊川谷町前開224078-976-6658拝観 8:30~17:00(12~2月は16:30まで)拝観料 300円仁王門はもともと二層構造の立派な門で現在地から西に2㎞以上も離れた場所にあった。室町時代後期に現在の場所へ移築される際に上層部が取り除かれ、今の姿に。両脇には金剛柵と菱欄間がめぐらされ、その中に仁王像が安置される❶羅漢堂とその奥にある釈迦堂ともに江戸時代に建立❷羅漢堂には四天王、十六羅漢尊、釈迦の四大弟子像が安置され、天井には草花が描かれる。釈迦堂には釈迦如来、文殊菩薩、普賢菩薩の釈迦三尊仏が安置され、ここで花祭りも行われていた仁王門(重要文化財)羅漢堂(通常非公開)❶❶❷❷54

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