笹部 博司(ささべ ひろし)兵庫県姫路市出身。1977年に演劇・戯曲を専門とする出版社「劇書房」を設立。海外のベストプレイシリーズ、寺山修司戯曲集などを出版する。次第に、自社で出版した作品を製作し上演するようになり、1990年に演劇製作会社「メジャーリーグ」を設立。主な作品は、大竹しのぶ「奇跡の人」、古田新太・生瀬勝久「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」、西城秀樹・鳳蘭・市村正親「ラヴ」、天海祐希「ピエタ」など。白石加代子の作品では、武田真治(初演)・藤原竜也(再演)「身毒丸」、麻実れい「メアリー・ステュアート」、蜷川幸雄演出「グリークス」、白石加代子「百物語」シリーズなどがある。りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館との歩みは25年になる。1998年のオープン前より関わり、演劇部門芸術監督を2021年3月末まで務める。十朱幸代「燃えよ剣」、奈良岡朋子「黒い雨」、井上芳雄「夜と霧」などは、レパートリー作品として再演を重ねた。2016年より“りゅーとぴあプロデュース”による演劇作品製作がスタート。白石加代子「オフェリアと影の一座」、高畑充希・白石加代子「エレクトラ」、井上芳雄・上白石萌歌「星の王子さま」、佐藤アツヒロ・北乃きい「人形の家」、内博貴・渡辺徹「イン・ザ・プール」などがある。姫路市出身の縁で、2016年より市民参加の舞台を脚本・演出として毎年担当。その集大成ともいえる「アクリエひめじ」オープニングシリーズの市民劇として、辻村深月原作「かがみの孤城」(2017年本屋さん大賞)を2022年4月に上演した。2023年には内館牧子原作リーディングドラマ「終わった人」中井貴一×キムラ緑子、2024年には天藤真原作「大誘拐」中山優馬×柴田理恵×風間杜夫×白石加代子を演出。21
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