能性が高い。そこで、地元の医療関係者が自助的に災害医療に取り組むべくこのたび結成されたのがD-KOMETで、医師、歯科医師、薬剤師、看護師、理学療法士、医療事務など7月末現在で330名の医療従事者たちが隊員登録している。 発足式ではまず、神戸市医師会の堀本仁士会長があいさつし、D-KOMETが必要とされる背景や設立までの過程を説明しつつ「より実効性の高い組織にしていきたい」と抱負を語った。 続いて神戸市医師会の妹尾栄治理事がD-KOMETの概要についてプレゼンテーションをおこない、その三本の柱として行政との一体化、区単位の多職種連携体制の確立・備え、迅速なチーム編成の仕組みを挙げて大枠を解説するとともに、具体的な業務内容などについて詳しく述べ、これまで実施してきた研修会や訓練の様子も紹介した。 来賓からも祝辞があり、兵庫県医師会の八田昌樹会長は「災害関連死を少なくすることも重要。JMAT兵庫とも一緒に神戸市医師会・堀本仁士会長神戸市医師会・妹尾栄治理事兵庫県医師会・八田昌樹会長兵庫県災害医療センター・石原諭センター長神戸市立医療センター中央市民病院・安田義主席副院長97
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