re InformationKOBECCO催しもの情報安藤雅信《泥釉シリーズ茶器揃》2024-2025年新宮さやか《萼容 碗》2025年およそ100年前、宗教哲学者の柳宗悦によって提唱された民藝(民衆的工芸)は、用途に即した手仕事による生活道具に美を見いだすという新しい価値観であり、提案であった。その中でも、特に使用頻度の高い「器(うつわ)」は、民藝の「現代性」を体現するものといえる。本展では、兵庫陶芸美術館の現代陶芸コレクションの核となっている個人作家による器作品を展観し、柳が見つめた民藝の本質について、現代の視点から再考する。さらに現代の作家たちが作り出す様々な作品を通じて、いま、私たちが豊かで幸せであると思える暮らしと、そこに息づく「生活の芸術(アート)」について、思いを寄せる機会とする。兵庫陶芸美術館特別展 MINGEI ALIVE-いま、生きている民藝exhibition■会期 9月6日(土)~11月24日(月・休)■会場 兵庫陶芸美術館(兵庫県丹波篠山市今田町上立杭4)■時間 10:00~17:00(入場は閉館30分前まで)■休館 月曜日(ただし9/15・10/13・11/3〈月・祝〉・11/24〈月・休〉開館、 9/16・10/14・11/4〈火〉休館)■料金 一般1,300円、大学生1,000円、高校生以下無料■お問い合わせ TEL.079-597-3961exhibition■会期 10月26日(日)まで■会場 宝塚市立手塚治虫記念館(宝塚市武庫川町7-65)■時間 9:30~17:00(入場は閉館30分前まで)■休館 月曜日 (ただし9/15・10/13〈月・祝〉開館)■料金 一般700円、中高生300円、小学生100円■交通 阪急「宝塚南口駅」から徒歩約7分■お問い合わせ TEL.0797-81-2970ⒸShoji Kawamori / KENTA AMINAKA駒井正人《土瓶》2020年 撮影:Shugo Hayashi©2004 河森正治・サテライト/Project AQUARION宝塚市立手塚治虫記念館第95回企画展アクエリオンシリーズ20周年記念創生のアクエリオン展『創聖のアクエリオン』を第1作とする『アクエリオン』シリーズが20周年を迎えた。『マクロス』シリーズなど様々な作品に参加・制作し、大阪・関西万博ではシグネチャーパビリオン「いのちめぐる冒険」をプロデュースするなど、多彩に活躍するビジョンクリエイター・河森正治原作の作品。独創的な神話的ストーリー、3機のベクターマシンによる変形・合体、さらにフレーズが今も耳に新しい主題歌は大きな話題を呼んだ。本展では、シリーズの作品資料や設定を展示。その作品世界の広がりを体感してほしい。106
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