KOBECCO(月刊神戸っ子)2025年9月号
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を辿ります。音声ガイドナビゲーターを務める綾瀬はるかさんの、作品の解説や鑑賞のポイントを伝える声とともにファン・ゴッホの世界に浸れるのも同展の魅力のひとつです。第2期「大ゴッホ展 アルルの跳ね橋」(2027年2月6日〈土〉~5月30日〈日〉)では、アルル時代から晩年に至るまでの作品を展示予定。両期合わせると100点にのぼる壮大なスケールで画家ファン・ゴッホの生涯に迫ります。1938年開設以来、ファン・ゴッホの作品を公開し、そのゆるぎない評価につなげてきたクレラー=ミュラー美術館の特別協力により実現した同展。画家たちが新しい芸術の創出に熱意を注いだ時代の息吹が伝わってくる貴重な体験ができそうです。クレラー=ミュラー美術館 外観©Kröller-Müller Museum/photo: Jannes Linders「阪神・淡路大震災から30年、そして東日本大震災から15年、復興を願い『大ゴッホ展 夜のカフェテラス』が神戸、福島の会場でも開催されるとお聞きしたいへん嬉しく思っています。様々な思いを抱えながら迎えられる年に私も思いを馳せ、皆さまお一人、お一人に、周りにたくさんの笑顔が咲くように、幸せを願い、音声ガイドを務めさせて頂きます。」音声ガイドナビゲーターの綾瀬 はるかさんhttp://www.ktv.jp/event/vangogh開催概要、入場料金、前売券販売情報等、詳しくは神戸展公式サイトをご覧ください《麦わら帽子のある静物》1881年11月後半-12月半ば、油彩/カンヴァスに貼った紙、36.5×53.6cm クレラー=ミュラー美術館©Collection Kröller-Müller Museum, Otterlo, the Netherlands. Photography by Rik Klein Gotinkオランダ時代、技量を自ら培った最初期の作品10

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