KOBECCO(月刊神戸っ子)2025年8月号
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1596年の大地震について、兵庫で火災が発生し死者多数という記録を示し、これは大河がなく川が急流である神戸の地震災害の特徴だと解説した。 そしてこれらの地震、さらに阪神・淡路大震災がほぼ400年間隔で発生した可能性を指摘。「自然の動きはちっぽけな人間が予測できるものではなく、完全な防災は難しい。しかし歴史や経験に学び備えることで、減災はできるんです」と力説した。 講演後には宮地理事長が田辺先生に花束を贈呈。会場は温かな拍手に包まれた。その後、宮地病院の看護師により応急処置の実演がおこなわれ、参加者たちはAEDの使い方などを実践。また、会場には30年前の震災時の写真の掲示や防災備品の展示・販売もおこなわれ、参加者たちはいつ襲ってくるかわからない災害へ備えようと気持ちを新たにしたようだった。・開催日 8月31日(日)・会 場 兵庫県阪神シニアカレッジ(宝塚市東洋町2-5)宝塚市役所南隣     阪急今津線「逆瀬川」下車徒歩約15分、阪急バス「宝塚市役所前」下車徒歩約5分)オープンキャンパス 11:00~16:00 館内自由見学、入学相談随時/13:00~13:15 カレッジ紹介学長文学歴史サロン 13:30~16:30 (受付12:30~)・参加費 1,000円 定員 150名(申込先着順)・内 容 講演:「瀬戸内海航路と兵庫津」  学長 田辺眞人     落語:「兵庫船」  桂阿か枝  対談:田辺眞人 × 桂阿か枝兵庫県阪神シニアカレッジオープンキャンパス&学長文学歴史サロン今回の催しが宮地病院アネックスM多目的ホールのこけら落としとなった講演後には看護師が心肺蘇生法を実演阪神・淡路大震災当時の写真も掲示。宮地病院は被害が大きかった申込・問合せ 阪神シニアカレッジ TEL.0797-26-800179

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