KOBECCO(月刊神戸っ子)2025年8月号
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神戸ビーフのプロフェッショナル カワムラがお届けする神戸ビーフ講座⑯すき焼きの「すき」とは?前回ご紹介の通り、1870年、つまり明治2年には神戸で神戸ビーフを食べさせるお店ができましたが、その料理はステーキや焼肉ではなく牛鍋、いわゆるすき焼きだったようです。史料によると「月下亭」では「スキ一人二銭」。当時はお米5キロで約20銭でしたので、かなりお得ですよね。ではすき焼きの「すき」とは?関西では農具の鋤すきで魚介を焼く風習があり、その具材を牛肉に置き換えたというのが通説ですが、鉄器の古語は「スキ」ですので、鋤で焼いても鍋で焼いてもそれが鉄なら「すき焼き」です(諸説あり)。ちなみにカワムラでは神戸本店でのみ、神戸ビーフのすき焼きをお召し上がりいただけます。ぜひご予約の上ご賞味あれ。ビフテキのカワムラで〝本物〟の神戸ビーフを心ゆくまで神戸ビーフビフテキのカワムラ三宮本店 カワムラの中でも「本店」を冠する2店舗のうちの1つ。三宮駅から徒歩でわずか2分でありながら、ドアを開ければヨーロッパの古城を思わせる荘厳で落ち着いた雰囲気で、神戸らしい異国情緒が漂う。 フロアには広めのカウンターとテーブル席が独立性を保ちながらゆったりと配されていて、ゆっくりと食事を愉しめる。その奥には個室が2室あるが、仕切り扉を開き一つの大空間としてパーティーなどにも使用可能だ。 「神戸に来たなら神戸ビーフを」という期待に応えるべく、品評会で優秀賞を獲得した稀少な肉をはじめ、厳しいまなざしで選んだ正真正銘の神戸ビーフを銀盤の如く磨き上げられた鉄板の上で丁寧に焼き上げる。さあ、本場、神戸で、本物の神戸ビーフだけが持つ珠玉の味に耽ろう。動画はこちらから6464

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