KOBECCO(月刊神戸っ子)2025年8月号
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 長田神社前商店街内ではトップ級の老舗。明治10年の創業時は長田神社の正門前にあったが昭和20年に現在の地に。看板商品の「白ういろ」と「抹茶ういろ」(各550円)は、とにかくモッチモチ、ぷるんとした食感がハンパなし。創業当初からの製法・配合にこだわり、機械は使わずに職人の手によって一本一本作られる。ほかにも羊羹や焼き菓子、また夏限定で水羊羹やわらび餅も販売。紫陽花や向日葵、花火など、四季を映す「練り切り」などの上生菓子も人気。長田のういろや神戸市長田区長田町1-3-1078-691-09879:30~18:30火曜定休(変更する場合あり)明治10年創業の長田名物もっちり感は唯一無二!❶好きな分だけ切り分けて食べる棹物タイプ。出来る限り、添加物や保存料は使わないのがモットー。だから賞味期限は製造日を含めて4日間 ❷練り切りは1個300円 ❸5代目の多田進博さんが伝統の味を守る知ってた?包み紙にも風情たっぷり「長田のういろ」といえば、オレンジの包み紙のイメージだが、実はその下の掛け紙もじっくり見てほしい。かつて店があった場所から見た長田神社や八雲橋などの風景と和歌を日本画家の菅楯彦氏が描いたオリジナルデザイン。昔は長田神社には鳩ではなく、鶏がいたことも判明!長田のういろや❶❸❷米粉や葛を使い、モッチモチに。名古屋の「ういろう」とは違う独特の食感48

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