KOBECCO(月刊神戸っ子)2025年8月号
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 神戸では”玉子焼“と呼ぶ人が圧倒的に多いベビーカステラ専門店。「貴重な卵をたくさん使っていたから。あるいは卵の形に似ていたからかも…」と笑う4代目の加島重見さん。加島さんの祖父が『玉子焼』と命名。焼き立ての玉子焼はさっくり、ふわふわ。一日置くと生地が馴染んでもっちりし、甘みも増し、冷めてもまた美味しい。一人前として、きれいに焼くには10年を要するそうだが、時には生地がパンクした失敗作も。試食となるそれらを楽しみにする常連も多いとか。加島の玉子焼き神戸市長田区長田町3-2-1078-742-829610:00~19:00 火曜、水曜、20日、21日定休※毎月1日は曜日に関係なく営業口の中にポンポンと放り込む手が止まらない人気スイーツ❶16個500円、32個1000円、64個2000円❷材料は卵、粉、砂糖。昔ながらのレシピで焼く素朴な味のカステラ。匂いや音で焼き上がりを見極める ❸4代目の加島重見さんと奥様の幸代さん、ベテラン社員の上崎さん 知ってた?メニューにないが、大人気!焼き加減を調節した「半熟玉子焼」がひそかなブーム。生地が絶妙に固まりきらず、トロ~とカスタードクリームのよう。お得意様の「はよ、あげて!」のリクエストから偶然生まれた隠れた逸品。釜1台(50個)を注文した人のみ入手可能。半熟に焼き上がるのを待つ時間もワクワク!加島の玉子焼❶❷❸絶妙な焼き色の玉子焼。隠し味に味噌を加えることでこんがり47

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