江戸下町の飲み屋の女将・かめと呉服問屋を切り盛りする女主人・お鶴。育った環境も気質もことごとく異なるふたりが、息子と娘の結婚話をめぐって大喧嘩。 「このお芝居は体力がいりますよ」と石井が話す通り、舞台上では壮絶なバトルが繰り広げられる。石井ふく子 同志の言葉を胸に 「これからも心と心が通い合う舞台を」 プロデューサー、演出家としてドラマ制作、舞台演出などを手掛けてきた石井ふく子さんの白寿を記念し、今月30日より大阪・新歌舞伎座にて『かたき同志』が上演される。1978年から再演を重ねてきた、作家・橋田壽賀子さんとのコンビによる傑作。新歌舞伎座では12年ぶりの公演となる。 出演者がそろって行われた記者会見には石井ふく子さんも登壇し、作品への思いを語った。石井ふく子 白寿記念公演『かたき同志』作・橋田壽賀子演出・石井ふく子前列左から、高島礼子、石井ふく子、藤山直美 後列左から、込山榛香、金子昇、熊谷真実、木戸邑弥28
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