KOBECCO(月刊神戸っ子)2025年7月号
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KOBECCO Cultuexhibitionexhibition■会期 8月31日(日)まで■会場 神戸ファッション美術館(神戸市東灘区向洋町中 2-9-1)■時間 10:00~18:00(入場は閉館30分前まで)■休館 月曜日(ただし7/21・8/11〈月・祝〉開館、7/22・8/12〈火〉休館)■料金 一般1,000円、神戸市外在住の65歳以上・大学生500円、    神戸市内在住の65歳以上・高校生以下無料■交通 六甲ライナー「アイランドセンター駅」から徒歩約3分■お問い合わせ TEL.078-858-0050■会期 7月5日(土)~8月31日(日)■会場 神戸市立博物館(神戸市中央区京町24)■時間 9:30~17:30(入場は閉館30分前まで)※金・土20:00まで■休館 月曜日(ただし7/21・8/11〈月・祝〉開館、7/22・8/12〈火〉休館)■料金 一般1,500円、大学生750円、高校生以下無料■交通 JR・阪神「元町駅」から南東へ徒歩約10分■お問い合わせ TEL.078-391-0035絵本『せんたくかあちゃん』 福音館書店(1978年)より絵本原画 小さな絵本美術館蔵絵本『いそがしいよる』福音館書店(1981年)より絵本原画 小さな絵本美術館蔵国宝 桜ヶ丘銅鐸・銅戈群 弥生時代中期神戸市立博物館蔵伯母野山遺跡(神戸市灘区)出土弥生土器 弥生時代中期神戸市立博物館蔵2024年3月、89歳で急逝された絵本作家のさとうわきこさん。女性の絵本作家が多くはいなかった時代から第一線を走りつづけ、およそ60年にわたる活動のなかで100冊以上もの絵本を世に出した。しかしその道は決して平坦なものではなく、人生のなかで生きることの苦しみと喜び、人の優しさと強さ、自然の美しさを知り、物語に紡いできた。本展では、『せんたくかあちゃん』シリーズや「ばばばあちゃん」シリーズなど初期から晩年までに手がけた絵本の原画約210点をはじめ、絵本の仕事をする前から取り組んだ童話の原稿や挿絵、そして、最後の絵本となった『みちくさ』の原画とともに、さとうわきこさんが歩んだ道を辿る。桜ヶ丘銅鐸・銅戈群は、1964年12月10日、神戸市灘区桜ヶ丘町にて発見された。銅鐸14点と銅戈7点が一緒に埋納されていたこと、絵画表現がみられる銅鐸が含まれるなどその重要性から1970年に国宝に指定された。銅鐸の多くは単体での出土だが、複数埋めることにはどのような意味があるのだろうか。国宝 加茂岩倉銅鐸(島根県)、重要文化財 大岩山銅鐸(滋賀県)などを展示し、その事例から考える。桜ヶ丘銅鐸・銅戈群が発見された六甲山南麓は、銅鐸発見が多い地域として古くから知られる。本展では六甲山南麓の銅鐸が一堂に会するとともに、周辺集落などの様子も出土資料で辿る。発見から60年を経て、改めて桜ヶ丘銅鐸・銅戈群の魅力と当時の人々の営みをご紹介する。神戸ファッション美術館神戸市立博物館特別展 星をみつめておもいだすさとうわきこ展特別展 銅鐸とムラ-国宝 桜ヶ丘銅鐸をめぐる弥生の営み-91

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