KOBECCO(月刊神戸っ子)2025年7月号
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神戸ビーフのプロフェッショナル カワムラがお届けする神戸ビーフ講座⑮神戸の肉料理店の起源以前ご紹介したように、神戸から船で横浜へ送られた牛のお肉が評判になったことが神戸ビーフの原点ですが、神戸っ子たちはその様子を指をくわえて見ていた訳ではありません。1868年に神戸が開港するとその翌年には英国人がと畜場を設立、程なくいくつか同業者が出現しますが、神戸には外国人と日本人が雑居地で混住していたこともあり、街に自然と牛肉が流通するようになります。そうなれば牛肉料理を食べさせるお店が出てくるのは当然の流れ。諸説ありますが開港からわずか2年後の1870年、つまり明治2年の時点で元町4丁目の「鉄屋」、元町6丁目の「月下亭」、北長狭通6丁目の「外国亭」で神戸ビーフの料理を味わえたようです。ビフテキのカワムラで〝本物〟の神戸ビーフを心ゆくまで神戸ビーフビフテキのカワムラ 六本木店不夜城の如く賑わう六本木の中心から赤坂方面へ、さらに東京ミッドタウンの方に少し入った閑静な一角に、カワムラ六本木店は佇んでいる。落ち着いたムードの店内はゆったりとしたレイアウトで、16席のカウンター席のほか5室の個室と1室の半個室を用意。一部の個室は仕切りを外せば32名の大きな空間となり、プライベートなパーティーなどにも対応できる。六本木というロケーションゆえ海外からの賓客などVIPの来店も少なくないが、個室などプライバシーへのさまざまな配慮、そして心づくしのおもてなしで、安心して美味に舌鼓を打てると評判だ。お肉は神戸ビーフと但馬ビーフのみ。大きなセラーにはソムリエ厳選のワインが並ぶ。兵庫が誇る極上の味覚が、美食を知り尽くしたセレブを唸らせる。動画はこちらから5454

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