市野弘通さんAbout 伝市窯山野草専門の鉢を日本で初めて作った窯元。以来60年、植物に最適な植木鉢を専門に作陶。陶器の特性を活かしつつ、草花の根が腐りにくく美しく育つよう、底穴を大きくするなど通気性や水捌けに独自の工夫を施している。丹波焼は欠けたり、壊れたりしても金継ぎで修復可能。大阪・関西万博での展示を考慮し、SDGs精神に呼応した「金継ぎ版」も制作。緑を宿す陶板- ビカクシダのための丹波焼植生板台湾で人気のビカクシダの栽培を楽しむ提案として、丹波焼の「伝市窯」と台湾の名高いナーセリー(花や苗木の販売業者)「晴花鹿苑」が共創。「晴花鹿苑」植物職人の王音筑さんの監修により、「伝市窯」の陶芸職人が植生板のサイズや機能を細かく調整。水やり後の排水を考慮したシンプルなデザインで、外側には滑り止め彫刻を施し、機能性と芸術性を兼ね備えた丹波焼の植生板が完成した。晴花鹿苑 王音筑さん●伝市窯×晴花鹿苑❶丹波焼の技法と台湾のビカクシダ美学を融合した陶製の植生板 ❷日光や水に強い陶器素材に滑り止め彫刻を施して。植物が原生の姿を映し出すような設計に仕上げた❷❶SDGsへの配慮も41
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