家を繋ぐ鍵-玄関に灯るモジュール式キーラック香る瓦-収納付き瓦の線香台淡路瓦と「家」との繋がりを探求するなか、淡路島の線香に着目し、香りの文化を瓦に託した。淡路瓦の造形美が活きる線香の台座に、下部には線香など小物の収納スペースも。瓦を積み重ねることで伝統的な屋根の風景を思わせる佇まいを生み出しながら、基台には不良瓦を粉砕・再生した瓦を用いるなど、環境にも考慮。屋内と屋外をつなぐ玄関に着目し、実用性と温もりを兼ね備えたキーラックを創作。淡路瓦の屋根の形を模したデザインで、伝統工芸を身近な存在として再認識する機会を生み出す。鍵を掛けるとLEDが点灯し、帰宅する人を優しく迎える仕組み。モジュール式構造でパーツの増減が可能なため、住宅の規模や用途に応じた使い方が可能。興津祐扶さんAbout タツミ「鬼瓦」や「鍾軌さん」からインテリア小物まで、専門職人・鬼師が手づくりで様々な商品を製造。淡路島の瓦製法をもとに、これまでにない新しい建材製品を創出する淡路瓦プロジェクト「oiya」の窯の一つでもある。❶鍵を掛けるとLEDが点灯。柔らかな光が灯ることで、家に帰る安心感を演出している❷屋根瓦を日常用品に取り入れ、伝統工芸を身近な存在にする試み❶淡路瓦を小型化した台座の下部は線香などの収納スペースとなっている❷基台には再生瓦を用いて、配置の自由度と実用性を両立させた❶❶❷❷37
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