KOBECCO(月刊神戸っ子)2025年7月号
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ボツボツの音-瓦技術を活かした傘立て瓦に落ちる雨音「ボツボツ」から着想を得たユニークな作品。下部は雨水が自然に流れ込む仕組みが施され、フレームには職人が手がけた雲の装飾や縁起の良い宝珠形のパーツをプラス。鬼瓦の彫刻技術を活かし、雲や宝珠形の装飾を取り入れることで、伝統工芸を機能と造形美を兼ね備えた現代的なインテリア用品へと昇華させた。(右上)職人が手がけた雲の装飾がデザインのアクセントに(左)雨上がりの香りまで感じられるような懐かしい風景を呼び覚ます台湾のデザイン事務所「KEV Design Studio」デザイナー・周育潤さんと国立台湾師範大学の学生が「タツミ」と連携し、「家」との繋がりを探求する作品を提案。淡路瓦特有のいぶし銀の輝きや色持ち、鬼瓦の彫刻技術を活かした暮らしの道具を制作した。瓦と「家」とのつながりを再解釈淡路瓦×TDRIKEV Design Studio 周育潤さん、国立台湾師範大学 文唯聿さん、郭玟慧さん、蔡宗桓さん、李詩元さん、楊博宇さん●タツミ×KEV Design Studio +国立台湾師範大学学生チーム36

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