ギャラリーWESTで展示。万博がめざす「未来への文化共創」の一環として、「HYOGO×TDRIものづくりとデザインの融合―暮らしを彩る、兵庫と台湾彰化の共創」をテーマに、コラボレーション作品を披露した。淡路瓦工房「タツミ」と共創した台湾の工業デザイナー周育潤さんと国立台湾師範大学の学生達も来場。「コンクリートマンションが増え、瓦を持つ家が少なくなった今、伝統的な家屋の屋根の役割を現代の暮らしに取り入れることで、”家“とのつながりを再解釈した」と作品への想いを熱く語った。また豊岡鞄専門企業「モリタ」とコラボレーションした台湾のクラフトユニット本質創作室の李雅靖さんは「自分でも使いたい」と完成したバッグを手にとりながら、展示作品としてではなく、実用化への自信を見せた。作品の一部は8月に台北市で実施される「2025台湾文化博覧会(台湾クリエイティブエキスポ)」に参加し、バイヤーにアピール。販売ルートの構築を図るほか、10月に彰化県内で開催される「2025台湾設計展(台湾デザインエキスポ)」にも出品。世界への発信を推進していく。❶大阪・関西万博会場「ギャラリーWEST」で6人のクリエーターによるコラボ作品8点を展示 ❷周育潤さんと国立台湾師範大学学生の文唯聿さん、郭玟慧さん ❸台湾のキュレーション企業「未來式」の汪麗琴さんと神戸の革工房「KIICHI」の片山喜市郎さん ❹「本質創作室」の李雅靖さん❷❸❹❶35
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