の方々からも「震災に備えないといけない」などのコメントがあり、我々のメッセージを広く伝えていただきました。─基調講演はどのようなお話でしたか。堀本 久元喜造神戸市長に「未来に向けた神戸の街づくり~震災の経験と教訓から~」をテーマに講演していただきました。防災システムの整備と未来に向けての災害に強いまちづくりのお話が主で、南海トラフ地震のほか豪雨災害、感染症などさまざまな災害への対策・対応にしっかり取市消防音楽隊の演奏がありましたが、いずれもダイナミックで素晴らしい舞台だったと思います。神戸少年少女合唱団の保護者のみなさまにも多数ご来場いただきました。フォーラムの最後には神戸市消防音楽隊の伴奏のもと、大学のコーラス部と神戸少年少女合唱団の全員で一緒に「しあわせ運べるように」を歌っていただき、とても感動的で本当に良いフィナーレになりましたね。─俳優のキムラ緑子さんが朗読を披露したそうですね。堀本 詩や消防士の体験記を朗読していただきました。迫真に迫ると言いますか臨場感と言いますか、さすがは俳優さんで表現力のすごさを感じましたね。ご来場の方からも「感銘を受けた」「胸に沁みた」という感想をいただきました。キムラ緑子さんはこのフォーラムのことをインスタグラムに投稿されて、フォロワー阪神・淡路大震災30年市民フォーラムは2月に開催。できるだけ若い人にも参加していただきたいという思いがあり、第一部のオープニングに6大学などによるスペシャルステージを企画した俳優のキムラ緑子さんが詩や消防士の体験記を朗読。震災の記憶を風化させず、教訓を伝承していくというメッセージを広く伝えた基調講演に続くパネルディスカッションでは、神戸新聞社論説副委員長・長沼隆之さんと堀本会長のプレゼンテーションを受けて、キムラ緑子さんと久元市長を交えてそれぞれの立場でコメントした95
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