台湾の服飾デザイナーで台湾実践大学ファッションデザイン学科の副教授も務めるマサ・タンさんが播州織とコラボして洋服をデザイン。糸から染めて織り上げ、鮮やかな色彩を特徴とする播州織。その魅力あふれるファッションを軽やかにまとったトルソー3体が会場に華を添えた。マサさんは昨年11月に播州織の産地を訪問し、繊細な織り目や美しい色彩に感動。今回のコラボには播州織産元商社の「丸萬」「内外織物」「桑村繊維」が生地を提供した。デザインの軸は自身が尊敬する兵庫県出身の哲学者、和辻哲郎の思想…というがその意図は?(詳細は次号7月号に続く)。中台湾訪問団が来場!4月28日(月)には台中市政府観光旅遊局局長の陳美秀さんを団長とする30名の中台湾訪問団が来場。今春よりスタートした神戸空港と台湾を結ぶ直行便の新規就航による観光プロモーションの一環。神戸ファッション協会の藤本晋一事務局長による兵庫の地場産業についての説明に皆、真剣に耳を傾けていた。❶マサさんは文化服装学院を卒業後、日本企業でデザイナーとして活躍。「日本は第二のふるさと」と笑う。 ❷中台湾訪問団に説明をするマサさん ❸播州織=シャツ生地のイメージから脱却したいとハットやポシェットなど小物もデザイン❶❷❸播州織の文化的精神や風土を表現●HYOGO播州織×実践大学(台湾)77
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